| 伝 統 と 技 法 | ||||||||
| @加賀友禅は、色絵柄が数多く作られていた頃、友禅染の祖である「宮崎友禅斎」が加賀入りし、色絵柄に友禅斎の独自のデザインが加えられて「加賀友禅」が完成されたと言われている。 A加賀友禅は、京友禅に比べ描写が本物に近く、写実性にあふれ純粋に伝統的工芸要素が強い。また一連の製作作業工程に初めから最後まで作家が関わることも加賀友禅の大きな特徴の一つです。 Bその加賀友禅の技法と伝統は、約350年経った今も変わらず、作家の手によって忠実に受け継がれてきている。 C多くの作家の中でも稲手氏の作品は、色使いに特徴があり深い藍色を基調とし、一つ一つの繊細な彩りはもちろんのこと、くっきりとした色彩との調和は絶品です。自然の美しさを大切にした加賀友禅独特の味わいの中にも幻想的な雰囲気をも漂う仕上がりが大きな特徴です。 |
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下 絵 |
糸目糊置き | 彩 色 | 下蒸・中埋め | |||||
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図案を基に仮絵羽の白生地の上から、青花液で下絵を作成する。 青花液は、水に溶けるため、下絵の材料に長年使用されているが、この青花植物がほとんど栽培されなくなっている。 |
青花の線に沿って細い先金から繰り出される糸状の糊を生地に置いていく。この糊が染の最も重要な防染の役目を果たし、かつ線の太細が作品の仕上がりの価値を決める。 | あらかじめ作られた染料液によって、筆で着物の柄に色を挿していく。着る人の年齢や好みを想定し、全体構想を確認しながら彩色する。色むらが出ないように下から火で乾かしながら素早く友禅していく。 |
彩色した染料を生地に定着させるため一度下蒸しを行い、その後、地色を染めるため彩色した柄の部分に地色がかぶらない様に糊で防染する(中埋め)。 糸目糊よりも太く柔らかく粘土がある。 |
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| 地染め | 本蒸し・水洗い | 乾燥・湯のし | 仕上げ・仮仕立て | |||||
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| 地色は、刷毛で、引くように染める。刷毛の染液を適度にきり、前の方への伸ばし、後ろへの引き返し、裏面への引き返しをタイミングよく繰り返し、均等に染めていく。その加減は難しく、熟練の技を要します。 |
染色、地染めによって白生地に浸透した染料は、本蒸しによって、絹の繊維に染着する。 |
水洗後、脱水をして乾燥する。 染色の工程の中で白生地は、伸び縮みを繰り返しましたが、それをゆっくりと蒸気をかけながら一定の巾に引っ張ってもとの整然とした組織に戻す。 |
加賀友禅は金加工や刺繍などの染色後の加飾はあまり行いませんが、花のしべなどを顔料で施す場合もあります。仕上げ、補正の工程の後、きものの形に仮縫いされて完成となる。(全15の工程) | |||||